震災がれきを処分したあとに残る土や石などの「がれき残渣(ざんさ)」を材料にした盛り土などの新たな建築資材が開発され、15日、宮城県亘理町で見学会が開かれました。
この建築資材は、亘理町のがれき処分場を運営する大手ゼネコンなどが、防潮堤や道路などの盛り土に使う資材として開発しました。この日の見学会には県内の自治体や建設関連の業者などのおよそ60人が集まり、資材の製作の様子などが公開されました。
新たに開発された資材は、震災がれきを処分したあとに残る「がれき残渣」をセメントと共に練り上げ、縦横75センチ、高さ85センチのブロック状に固めたものです。
開発したゼネコンによりますと、セメントと共に押し固めることで強度や品質が安定し、がれき残渣に含まれる有害物質が溶け出すことも防止できるということです。また、コストもがれき残渣をそのまま処分して盛り土を別に購入した場合と比べて10%ほど安くなるとしています。
大手ゼネコンの大林組で開発を担当した森田晃司課長は「がれきを復興に生かすことを目的として開発した資材なので、今後、多くの現場で使われることを期待したい」と話していました。
個人的にこういった記事内容は大賛成です!
東日本大震災の影響でがれきなどのクズが非常に増えてしまって各都道府県もがれきの請け負うなどの対策を出していますが、住民からの反対も多くなかなか全ての箇所で請け負う事ができていません。
こういう問題の中で盛り土の資材として再利用をしているのがわかりました。
この再利用を発明した大林組といわれる大手ゼネコン会社は今後、多くの現場で使われることを期待しているというが是非とも皆さんも協力しあって利用して欲しいと切に思います。
建設資材と言えば、今かなりの不足に陥っています。これは東日本大震災の影響もあるのですが全国的に不足しています。とある所では、生コンクリートが不足していますが、こっちらへんでは敷鉄板が不足しています。新しいのを買っても買ってもすぐリースになってしまい自社で保有している枚数はほんの数枚程度しかありません。これだけ工事などの現場で使われているんだなと思いますが、なかなか戻ってこないのも現状です。つまり工事が長期的なのが多いという事です。難しい判断が必要となってきます。
NHKニュースPR